カーポート設置１（調査から発注まで）より

ウェブでいろいろ見てたら、「エクスショップ」（http://www.ex-shop.net/ ）っていうお店が安いような感じだったのと、実際の施工写真も多かったので、電話で問い合わせてみました。

可能な限り駐車スペースを活かすため、というかウチの駐車スペースはかなり狭いので、独立したカーポートではなく、家の壁（サイディングボード）に屋根を設置させ、柱で補強する「テラス屋根」タイプで設置したいと考えていました。

（独立したカーポートは強度の面から柱がかなり太い。現場調査の際、実物を見せてもらいました）

が、うちの駐車スペースは敷地的に道路側が玄関側より微妙に幅広の台形型。

敷地内に柱を立てるには、きっちりとした長方形の屋根にはならないであろう、でもそんな施工ってそもそも可能なのかを聞くため、まずは電話で問い合わせをしました。（メールでも可能なのですが、細かいやりとりは電話のほうが早いだろうと思って）

結果、「台形加工という加工で設置は可能ですが、加工費で数万高くなります」との回答。見積もりおよび図面作成は「無料」の現場調査でやってくれるそうなので、お願いしました。

カーポート設置１（調査から発注まで）

担当者より

とても詳しいご紹介を頂きまして、有り難うございます。

しかしながら、工事途中、ご迷惑をおかけしてしまい、
完成までお時間を頂戴しましたこと、改めましてお詫び申し上げます。

今回、ブログを拝見しまして、商品のご提案の件につきまして、
ご意見を頂いておりましたので、本記事の内容に代えさせて頂きたく思います。
（もちろん、とっても今更ではございますが・・申し訳ございません。）

結論から申し上げますと、もちろん今回お客様にお選び頂きました、
トステム　ライザーテラスF型　が、最もお勧めな商品となります。

ですが、テラス屋根をカーポート代わりとして、
ご検討頂いている全てのお客様にとって、トステム　ライザーテラスF型　が、
ベストな選択かというと、そういうわけではございませんので、
その点について、まとめさせていただきます。

まず、「カーポート」と「テラス屋根」の大きな差は、「躯体に取り付けるか否か」です。
カーポートは、躯体に一切干渉することなく、独立式ですが、
テラス屋根は必ず、躯体へ取り付け致します。つまり、躯体へ穴をあけさせて頂く工事となります。

躯体取り付けの最大のメリットは、デッドスペースが一切ないことですが、
おそらく、「躯体へ穴をあける」という時点で「テラス屋根」という選択肢が、
却下となるお客様もいらっしゃるのではないかと存じます。

さて、「躯体へ穴をあける」ことに問題がなければ、
デッドスペースが少ない、「テラス屋根」がお勧めなのは間違いがありません。

では、どの屋根がベストなのかと申しますと、これも敷地条件によって異なります。

先ほど、「カーポート」は独立式と申し上げましたが、
各メーカー１商品ずつ、カーポートでも独立式ではないものが存在します。

それが、今回ご指摘があった、

　トステム　ルーフポートシグマ
　YKK AP　レイナベーカポート

という商品でございます。

この２商品はカーポートでありながら、躯体への取りつけが必要なテラス屋根タイプカーポートです。

むむ。
話がややこしくなってきましたが、テラス屋根と比べた場合の、
メリットデメリットを端的に申しあげますと、下記の通りとなります。

メリット　：商品上代が安い
デメリット：テラス屋根に比べて柱が太い

つまり、敷地が確保できる場合は、トステム　ルーフポートシグマや、
YKK AP　レイナベーカポート　の方が、良いということになります。

この価格差は、敷地が広くなればなるほど差が開いていきますので、
大きなスペースに屋根をつけられる場合は、柱スペースも確保できるかと思いますので、
テラス屋根タイプのカーポートの方が、一般的にはお勧めです。

が、ご指摘の通りエクスショップではキャンペーンが実施されていることがありますので、
最終的に必ずテラス屋根タイプのカーポートがお安いわけではございませんので、ご注意ください・・
この点につきましては、時期によって異なりますので、
お手数ですが、都度、エクスショップまでお問い合わせくださいませ。

さて、今回は上記に加えて、テラス屋根、それもライザーテラスF型が、
間違いなくベストの選択であった理由がもう一点ございます。

それは、お客様が最初にお問い合わせ頂きました「敷地が台形」という点です。

実は、トステム　ルーフポートシグマ　も、YKK AP　レイナベーカポートも、
どちらも、台形加工が可能な商品ではあるのですが、
制限があり、基本的には躯体側のみ台形加工が可能な商品です。

今回は、「道路側」つまり、躯体側ではなく柱側で台形加工が必要でしたので、
ライザーテラスF型　という選択に落ち着くということになります。

なお、R型は台形加工ができかねますので、フラットなF型。
そして、パワーアルファは、仰るとおりライザーテラスの高級タイプになりますので、
更なる強度をお求めの場合は、パワーアルファF型でも対応が可能です。

それにしても、文章で書くとこんなにも長文になってしまうことを、
お客様独自でお考え頂いたとは頭が下がる思いでございます。

エクスショップは、商品掲載数は間違いなくNo,1ですが、
商品の中味ある情報量としては、まだまだであると痛感しました。

お客様が探していらっしゃるのは、商品のデザイン的な紹介文よりも、
機能的な分かり良い説明文かと存じますので、
そのあたりを肝に銘じて、サイト作りに勤しみたいと思います。

この度は、ご紹介くださり有り難うございました。